シゴトが楽しいと人生が楽しい!

108回!煩悩の数の腹筋

--お休みの日の過ごし方は?
ジムに行って泳いだり、あと、腹筋を108回したりしています。

--煩悩の数ですか?
そう、「食べたい」煩悩に勝てるように(笑)テニスを競技としてしなくなったので、“趣味
はテニス”というほどやっていないです。趣きは全く違いますが、いま、金魚を飼っていま
す。ちゃんと性格の個体差もあるんですよ。
エリザベスとヴィクトリアとマーガレットと名付けています。王女様(笑)ドレスのような
尾ヒレをひるがえし、ひらひら〜と泳ぐさまを見ているのは飽きないですね。最初はエリザ
ベス1匹だったのですが、寂しいかなと思って、2匹飼い足しました。でも、縄張り争いを
するので、新参者はいじめられるというか、餌も横取りされてしまうんですね。かわいそう
なので、新しい水槽にかえるとき、一番か弱かったマーガレットを入れて、その後にヴィク
トリア、エリザベスと入れたら、争い事はなくなって、今はうまくやっているようです。飼
い方にも色々ポイントがあるし、金魚社会には金魚社会のルールがあるんですね。

--お仕事とお休みの区別はありますか?
ないです、ないです。プライベートもオフィシャルもいっしょくた。平日昼間に実務をし、
夜や土日に考える仕事をしています。人とのお付き合いも、仕事の付き合いのようで人間同
士の付き合いのような感じ。美味しいものが食べられないと、ストレスになりますが、仕事
が嫌でストレスがたまることはないですね。

金魚_百合

何をしたかではなく、何がわかったか

--仕事をする時に何を大事にしていらっしゃいますか?
良質なインプット。
これすごく大事です。少し話が前後するんですけど、尊敬する上司が3人いるんです。ゼク
シィの企画が通る前、諦めずに毎月企画を出すように焚きつけてくれた上司が、その中の一
人。ビジネスにおいて、人の『やり切りたい』という情熱を大切にしている方です。
その当時の週のはじめのミーティングでは、「先週は○○がありまして、○○をしました。今
週は△△をします。」と、一人ずつ話していました。まぁ、普通のことですよね。
でも、その上司はいいました。
「何をしたかはどーでもいい。何がわかったかをアウトプットしてくれ」と。
人はインプット以上のアウトプットは出来ない。常にアウトプットというカタチの結果を求
められました。これはすごくありがたい経験でした。
今も、新しいサイトを創っているわけですが、最初はとにかくインプットです。アウトプッ
トしようともがきながら手探りでインプットし続けるので頭の中は混とんです。夢の中でも、
あーかな?こーかな?と考えていて、あ!って閃いて目が覚めることもよくあります。
インプットをしながらフレームワークを考えるのです。アウトプットをどんなフレームに
落とし込むかを考える。今考えていることがその図のドコになるのか?はわからなくてもい
い。フレームがあって材料があれば、配置が決まるんです。インプットをしてこれかな?と
いうフレームに材料を放り込んでみて、うまくまとまらない時は、まだインプットが足りな
いか、別のフレームを用意しないといけないということがわかります。その繰り返しです。
  今創っているサイトは、ITを活用することで、成果が出せたり、コストダウンができたり、
ビジネスマンがどうしたらハッピーになれるか??ということをトコトン考えました。ITに
は仕事の仕方、パラダイムを変える力があります。単にITを利用して仕事をするのではな
く、ITによって、ビジネスマンの仕事力を上げる!というのが願いです。

--リーダーとして指導するお立場だと思いますが、どんなことをこころがけていら
っしゃいますか?

自分の仕事が、何に・ドコに繋がっているのか?はっきり知らせること。
この事業は何を目指しているのか?誰を喜ばせたいのか?そういうことをしっかり判った上
で取り組めば、仕事は楽しいし、仕事が楽しいと人生が楽しいと思います。
「あなたには、日本一の教会の素敵なエントランスを創ってほしいの!」と、レンガを渡さ
れるのと、「今日の君の仕事は、このレンガを20個積むことです。」と言われて、ただレン
ガを積むのでは、ヤル氣が違いますし、当然結果も違います。
学生時代の過ごし方、教育環境が変わってきたせいか、「一番になりたい!」と正面切って
言える人が少なくなっているようです。それでも、リクルートには大学4年生の一番遊べる
時期に、インターンとしてやってきて、プロジェクトに関わってくれる学生さん達がいます。
入社する年の4月に、すごいアドバンテージを持ちたい!という意欲があるのです。そんな
彼らが実際に入社してきて、もちろん所属は違うのですが、トップセールスマンになってく
れたりするととっても嬉しいです。
「3年後どうなっていたい?」「30歳の時に、何をしていたい?」というのは好きな質問
です。1年目2年目は、環境とか周りのセイみたいに言えるけど、3年目以降はもう、本人
の意識とチカラの問題です。自分はどうなりたいか?というイメージを、若いうちからしっ
かり持ってもらいたいし、イメージづくりのサポートをしてあげたいと思っています。イメ
ージがあれば、ちゃんと近づいていけるのです。
今までは、後輩に伝えることも、事業の立ち上げの中で起こることも、自分が通過してき
たことのマネジメントで何とかなりました。ところが、最近は、自分が通過したことのない、
経験のない場面で、決定をしないといけないことが増えてきています。そんな時は、判断基
準となり得る情報をメンバーに洗い出してもらって、その材料を基に決定を下します。後か
ら、他の判断基準が出てきて「それだとこんなデメリットが生じるんでした!!」なんてこ
とが判明することもあります。それは判断基準のモレに気付けなかった自分の責任。「ごめん、
間違えた。やっぱりこっち。なぜなら・・・」と説明をする。
普段ロジックだけで仕事しているわけではなく、情報収集力+質問力で、ヒラメくことが
あるんです。そのときは、“マーケティング的に正解は・・・”とかではなく、とにかくピン
と「降りてくる」感じ。この感性も大事にしています。 “ひろみちゃん天才!”と、ココロ
の中で思ったりして・・・誰も言ってくれないですからね(笑)
究極的な判断基準は、「どちらが社会の役に立つか?」で、社会のためになる方を選びます。

--では渡瀬さんの夢は?
短期的には、日本一ビジネスマンを元氣にするサイトを創ること。中長期的には、新しいも
のを創造する人たちや、会社を支援できたらいいなと思います。新しいことは、成功が約束
されていない。当然しんどいです。でも、チャレンジャーがいないと未来は出来ない。
新規事業の立ち上げは、新しいことへのチャレンジが楽しいと思える人でないとできません。
安定が好きな人には不向きでしょうね。
アメリカの数学者アラン・ケイが言った
「未来を予測する最善の方法は、未来を創り出すことである。
〜The best way to predict the future is to invent it.〜」
というコトバが好きです。待ってないで作っちゃえばいい!

--素敵ですね。理想の人物像はありますか?
大きな船を動かす人間力のある人。
年齢にとらわれず50歳で起業して、トコトン人にコミットする、人に対する温度感の素晴
らしい経営者の方や、「志が大きければ国も動く」ということを成し遂げた友人には、とても
刺激されます。
今の事業も、まだ船もできていないのに「その船のるよ!」と言って応援してくださる方が
いらっしゃいます。泥船にするわけにはいきません。
会社の内外を問わず、周りの皆さんにいつも助けられて、応援していただいて、おかげで楽
しく仕事ができています。地に足のついた夢を持って、今までにない日本一のサイトを創り
ます!

渡瀬_Projectメンバーと

プロフィール

渡瀬 ひろみ(わたせ ひろみ)
兵庫県出身
京都大学卒業後 株式会社リクルートへ入社。
ブライダル情報誌『ゼクシィ』の生みの親。新規事業立ち上げと同時に、人材を育成する。
現在、ゼネラルマネージャー兼オープンサイト・プロジェクトリーダーとして、ビジネス
マン向けのポータルサイト「シゴトの計画」(10月カットオーバー予定)の事業開発中。
2009年7月に発売になった「リクルートの女性力」(朝日新聞出版 福西七重 著)にも、
その功績が取り上げられている。

渡瀬 ひろみ(わたせ ひろみ)

企業インフォメーション

詳しいご案内はこちらをご覧ください。
株式会社リクルート 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー
http://www.recruit.jp/
渡瀬さんが手がける新規事業「シゴトの計画」
http://4510plan.jp/

取材後記

“ひろみちゃん天才!”なんてチャーミングな方でしょう!
サービス精神旺盛で、お話も具体的でわかりやすくて面白い。メンターだと感じました。面
倒見の良さと牽引力、愛情にあふれる眼差しで未来を創る。「自ら機会を創りだし、機会によ
って自らを変えよ」リクルートの社風そのもの!な方です。ハッピーオーラが出ていて、ま
さしく理想の上司。日本一のサイト「シゴトの計画」カットオーバーが楽しみです。

文責:JITA理事 岩田真理子
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