投資の概念を超えて未来を創る!

ライナスみたい・・・?

--休日のセミナーも多くていらっしゃいますね。お休みはどうなさっていますか?
そうですね。お恥ずかしい話、あまり休みは取れていないです。ワークライフバランスとい
うコトバとは無縁ですね。ゆっくり寝れる!となると、ふとんの国の住人ですよ(笑)
スヌーピーに出てくるライナスみたいな感じです。
寝ると、心身ともに回復しますよね?なので、寝るって大事だと思いますし、それがON・
OFFの切り替えになっています。

あとは、どう考えても答えが出ない時は、悩んでもその時には解決できないので、寝ちゃっ
たり(笑)でも、夢でも仕事をしていて、寝つきはいいのに、3時頃目が覚めてしまって、
そのまま一日が始まってしまうこともあります。あ、全然休日の話できてないですね(笑)

--ハハハ(笑)お仕事が趣味ですか?
うーん。そんなにかっこいいものじゃないですが、仕事はすごく真剣な、本氣でやる遊びだ
と思います。人生のかなりの部分を占めますし、自分の生き様という感じですね。

自立した大人の社会を実現する!

--好きなことば「為せば成る。為さねば成らぬ何ごとも。成らぬは人のなさぬなりけり」
これは、どんな時に思うのでしょう?

ネガティブリアクションに遭った時ですね。できない理由・やらない理由はいくらでも見つ
かると思います。でも、やってみて工夫して、何とか実現していくのが仕事の醍醐味ですし、
「普通」とか「今まで通り」じゃないコトを考え続け、実践し続けることが我々の使命だと
思っています。

--小さい時から「人と一緒」は嫌いでしたか?
そうですね。みんなが黒って言ったら、僕は黄色みたいな(笑)
「しかたない」とか、「長いものには巻かれろ」という思想は、大企業では美徳とされるのか
もしれないですし、「責任を取らない術」も大企業には存在すると思います。ただ、次世代に
そういう文化を繋ぎたくはないですし、それでは立ち往かなくなると思います。

--クレディセゾン様も大企業ですよね?
そうですね。ただ、僕は入社してからすぐに、セゾンの中でも中小企業みたいなところに配
属になって、上司にも恵まれたので、やりたいことをさせてもらえました。
組織に感情を殺されることがなかった。なので、夢を実現するために、会社を創らせてもら
いました。

--独立心という意味では、SOHO事業者の方々と通じるものがあるのかもしれませんね?
企業から独立して、0から自分でビジネスを立ち上げて、自分で食べていくって、並大抵の
ことではないです。それで何年も生活なさっている方々は本当にスゴイと思います。僕は、
会社のお金でこの会社を創らせてもらいました。“夢を実現するための新しいカタチを創っ
た”という意味では、同じ部分もありますが、SOHO事業者の方々のように個で在れるとい
う方がずっとはスゴイとおもいます。そして、そういう方々をもっとRESPECTする社会に
ならないとダメだと思います。

--夢を実現するために・・と何度か出てきましたが、中野さんの夢は何ですか?
ニッポンの生活者の預貯金の流れを、正しい方向に導いて、経済・お金という礎を活かす社
会にすることです。
戦後の経済復興にかけた努力のおかげで、現在の日本は、世界的に見れば物質的な豊かさ、
欲求は、満たされていると言えます。モノを買うことで豊かさを感じるという時代は、もう
卒業していいのです。お金は次世代・社会を育てるために役立てる。経済を循環させること
で、多くの人と繋がりが持てて、つねに経済的自立ができ、自分の足で立つ強い自分になっ
ていく。そうするためにも、お金の流れ、お金の持つ意味を変えていくことですね。相当な
意識改革が必要です。
人は等しく年をとりますし、仕事もいつかできなくなる確率が高い。それは考えれば、もし
くは先輩たちを見ればわかることです。未来を見据えて責任を取ることが大事だと思います。

--長期投資でそれが可能になるということですか?
そうですね。自分だけ、誰かだけが儲かる仕組みは、“奪う”発想です。長期投資はそうでは
ありません。長く預けておくことが長期投資ではないのです。「いくら儲かる!」とか、「必
ず増える!」とか、「そんなうまい話はない」ってわかっている人に向いているんです。
“投資”というと、「中てる」とか「儲ける」とか、ギャンブルと同質だと思われる方もいら
っしゃるようですが、長期投資は、本質的にそういうものではありません。
自分のお金が、社会の栄養になって、いずれ育って帰ってくる。奪う社会から、与える社会
へ変容していかないと、元氣なニッポンにならないんです。
長期投資家であるということは、未来のこと、社会のことを考えている、自分が拠って立つ
ところへの感謝ができている人だということ。胸を張って言ってもらえばいいと思います。

--なるほど。では、決断を迫られた時の判断基準は何でしょう?
タテジマ(笑)よこしまなものは残らないですよ。トコトンたてじま!そうやって組み立て
ている会社なので、ウソと無理がなくて、そういう意味ではとても楽ですね。

--仕事をしていく上で、一番大事なことにもつながっていますか?
そうですね、ビジネスは世の為人の為です。一番大事なことは、その仕事が、何のためにあ
るのかを考えること。世の為人の為にカタチにできれば、それが自分に帰ってくる。そうじ
ゃない仕事は滅びる。目に見えている範囲の意識を超えて、大局と繋がること。自分のやっ
ていることが、たとえば単純な入力作業だったとしても、そのデータが入力されることで、
そのお客様の未来が拓かれていくと判れば、それは素晴らしく価値のある仕事になります。
いつもじゃなくてもいい、ふとした瞬間にそうした意識を持てることが、大切なのだと思い
ます。
あ、後もうひとつ、「諦めない」こと。事を為し得た人の共通項です。だから、出来るまでや
り続けますよ!

プロフィール

中野 晴啓(なかの はるひろ)
1963年生まれ
1987年西武クレジット(現クレディセゾン)入社。関連会社運用部にて自己勘定の運用担当
者として債券のポートフォリオ運用を手がけた後、投資顧問事業を立ち上げ外国投信の運用
の他、海外契約資産等の運用アドバイスを行う。

さわかみ投信、バンガード・グループとの提携に向け粘り強く交渉を続け、2006年セゾン投
信を設立。2007年3月に両社のファンドを組み入れた投資信託2本を設定。著書『積立に
よる長期国際分散投資で実現する「いそがない資産運用」のススメ。』(秀和システム)

好きなことば:為せば成る為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。

企業インフォメーション

詳しいご案内はこちらをご覧ください。
セゾン投信株式会社
http://www.saison-am.co.jp/
中野社長のブログ
http://www.saison-am.co.jp/blog/

取材後記

金融界の貴公子☆と言われる中野氏。穏やかにこやかで、とても柔らかい雰囲気なのですが、
お仕事の話をされるときの目は、とっても鋭く真っすぐです。投資のイメージをクリアに上
書きしていただきました。
既得権を守ることにエネルギーを注ぐ時代は終わりにして、もっと本当の意味での生産性を
上げて、いきいきした社会にしていきたいですね。
全国でセミナーや講演会をなさっていますので、皆様も是非、貴公子に会いに行って、生の
熱い声を聞いてみてください。                                            

文責:JITA理事 岩田真理子
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